寸借詐欺にあいかけた話
みなさんは寸借詐欺というものをご存知ですか?
大都市の道端などで多い詐欺ですね。〇〇になったから100円くれとか、××であるから1000円くれとかそんな感じですね。私も聞かれたことがあります。今回はそんな話を紹介します。
私が国際会議で上野に1週間くらい滞在していた時期がありました。各国の大学、政府関係者、企業の人が参加していました。とてもフォーマルな場であったため、私はスーツを着ていました。不忍池を散歩していました。
道を歩いていたら見るからに貧相そうなおじいさんがやってきて
「私はねえ、お金がなくてねえ、こまっていてねえ、ジュース一本くらいでもいいからお金を恵んでくれませんか?」
と聞かれました。
私は急いでいたというのもあり、「忙しいので、他の人を当たってください」とだけ言った記憶があります。
- 大阪駅バスターミナルで乗り換えの際に
旅行の帰りに、バスを利用して帰ったときがありました。徳島に旅行に行き、静岡に帰るときに利用しました。直行便が無かったので乗り継ぎで帰ることにしました。ファミマでお昼ご飯を買い、休憩していたときのこと。
おじさんがやってきました。このおじさんは40代くらいでチェックのシャツを着ていました。清潔感はありますが、カバンなどの荷物を持ち運んでいる様子はありません。
「バス乗り場はここですか?」
はいそうですと答えたら、
「いや~、大阪は都会だねえ!!」
と話してきました。その後、大阪が何回目に訪れた街なのかという話をおじさんとしました。
話を聞いているうちに、おじさんの色々なことが分かってきました。
このおじさんは、
〇福島の南相馬から岡山まで来た、今は帰途にある
〇南相馬では、震災で親族11人の中10人が津波で亡くなった。
〇岡山でベトナム人にスリにあった
〇スリにあった財布は戻ってこない、財布の中に新幹線の切符が入っている
〇警察署に届け出たが、ものは帰ってこない
〇お金がないから岡山から大阪まで歩いてきた
うーーん、この話嘘っぽいですね!!
「俄かに信じがたいですねえ」
と相槌を打ちながら聞いていました笑
話していたら、やっぱり最後に、
「私お金がないので、食事代1000円恵んでくれませんかねえ?」
と聞いてきました。
でも私はきっぱり断りました。また他の人に訪ねてくださいとお願いしました。
以上が私の寸借詐欺の体験談です。
旅先の出会いも楽しいですが、このようなことは注意しないといけませんね!
皆さんも寸借詐欺には気をつけてくださいね!!